今年も、長野市芸術会館で「障がい者雇用フォーラム」が開催されました。
フォーラムでは障がい者雇用優良事業所や「もにす」認定企業等の表彰と、その後に講演やパネルディスカッションが行われます。
今年の「もにす」認定企業は1社、エプソンミズベ様が交付書授与されました。
もにす認定企業は全国で約440社、いずれは弊社も認定されるような事業所を目指していきます。
後半の講演では2名の登壇者が【『発達障がい』のミカタ・イカシカタ】についてお話し下さいました。
・そもそも障害とは何だろうか?
・現代社会での障がい者の捉えられ方
・障害は「ある/ない」ではない…
・障害は当事者にあるのではなく社会の側にある!
今回の講演を聞いて、私自身とても腑に落ちたことが一つあります。
それは、発達特性といわれるものは「濃い」のか「薄い」かの事であり、そもそも境目が不明瞭である!ということ。
つまりそれは病気ではなく、ヒトのタイプでしかないということ。
障がい者とカテゴライズされている方も、健常者として社会生活を送っている方も、皆それぞれ凸凹があり、その高低もさまざまで、全員が全員違った性質をもった「ヒト」です。
そこには、「障がい者だから…、健常者だから…」という考えは存在しません。
もっと言ってしまえば、職員も利用者さんも同じであると考えられます。
最近、私はマネジメントする側の立場で職員と利用者さんそれぞれに関わる場面がありますが、私の認識は両者に明確な境界線はなく、仕事をする上では『同じ』であると考えていました。
講演のなかで講師の方が、「人はむしろ違ったほうがいい」と仰っていました。
私もまったく同感です。
色んな得意不得意を、お互いにフォローしフォローされ、仕事をはじめとした社会生活を送っていければいいんじゃないかと思っています。
「発達障害は治りませんし、治す必要もありません」
そう講師の方は話されていました。
toivoではこれからも、「生きづらさを抱えた状態」の方が少しでも、ご自身の価値に気付きひとりひとりが活躍できる場所を創っていきたいと思っています。